サーフでの釣りで、特にウェーディング中に注意しなければいけない生き物にアカエイがいます。
存在に気が付かず、間違って踏んでしまい刺されるという事故も少なくありません。
アカエイの存在は、釣り人にとって大きな脅威の一つと言えるでしょう。
「刺されたらどうする」「応急処置は?」「食べると美味しいの?」など
この記事では、アカエイの危険性と、いざという時の対処法を、釣り人の視点から詳しく解説します。
アカエイは、ユーモラスな見た目と形状から水族館などで人気がありますが、釣り人にとっては危険な存在でもあります。
その特徴的な尾には毒針があり、刺されると激しい痛みを伴うため、注意が必要な生物です。
アカエイは、トビエイ目アカエイ科に属する海水魚です。
平べったい体と長い尾を持つエイの一種で、沿岸部の砂泥底に生息しています。
体盤長 | 大型は1.5mを超える |
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体色 | 背は赤褐色から灰褐色、腹面は白い |
尾 | 鞭状で強大な毒棘を持つ |
生息域 | 沿岸の砂泥底 |
分布 | 近海沿岸域、河口 |
食性 | 貝類、頭足類、多毛類、甲殻類など |
産卵期 | 冬から春 |
漢字 | 赤鱏・赤鱝 |
尾の中央付近にある、長く鋭い棘が2本並び、縁がノコギリ状で毒性を持ちます。
アカエイの毒針は非常に危険で、刺されると重篤な症状を引き起こす可能性があります。
普段はおとなしい魚ですが、踏まれたり、釣り上げられて危険を感じた際に、尾を振り回して棘を刺してきます。
釣り上げた後の、アカエイの取り扱いには必要以上に注意が必要です。
先に締めて動かなくなってから、尾を切り落とします
アカエイに刺された場合、速やかに応急処置を行い、医療機関を受診することが重要です。
もし、刺された場合は以下の応急処置を取りましょう。
火傷しない程度の熱湯につければ毒が分解されて痛みが和らぐことがあります。
ただし、あくまで一時的な現場での処置であり、傷の度合いによっては感染症のリスクを伴うので、医療機関で治療を受けることが重要です。
環境省: 海の危険な生きもの自己判断での処置は避け、専門家の指示に従いましょう
アカエイの肝は鮮度が非常に大切で、適切な処理や調理法が求められます。
適切に処理すれば生食することはできますが、食べる際には摂食量の注意が必要です。
へんな魚おじさんのひとり言様
アカエイの肝刺しは、釣り人特権の贅沢な一品です。
新鮮な肝臓は、摂取量を守れば、美味しく食べることができます。
ごま油に塩、ニンニクで食べた味は「これぞ、むかし懐かしの肝刺し」と実感できる味わいです。
昔、よく食べた焼肉店のレバ刺しを彷彿させます
アカエイの竜田揚げは、軟骨独特のコリコリとした食感が特徴で、淡白な身の旨味と相まって、おつまみとして人気があります。
コラーゲンが豊富で、低カロリーでありながら、旨味が凝縮されている点が魅力です。
軟骨の食感が、噛むほどに旨味が広がります
アカエイの身は、加熱すると繊維状に細長く身が解けます。
クセがなく、鶏のささ身が解けたような食感で、その美味しさから、ぜひ一度試していただきたい料理です。
バターで焼くと、リッチな風味をまとわせられます
アカエイは、ウェーディング中に注意しなければいけない生き物のひとつです。
存在に気が付かず、間違って踏んでしまい刺されるという事故も少なくありません。
特徴的な尾には毒針があり、刺されると激しい痛みを伴うため、注意が必要な生物です。
ウェーディングの際は足元を十分に注意して下さい
アカエイは普段おとなしい魚ですが、踏まれたり、釣り上げられて危険を感じた際に尾を振り回して棘を刺してきます。
尾の中央付近にある、長く鋭い棘が2本並び、縁がノコギリ状で毒性を持ちます。
釣り上げた後の、アカエイの取り扱いには必要以上に注意が必要です。
アカエイの肝は鮮度が非常に大切で、適切な処理や調理法が求められます。
適切に処理すれば食べることはできますが、食べる際には摂食量の注意が必要です。
アカエイは、コラーゲンが豊富で、様々な料理に活用できます。
昔ながらの煮凝り、煮物や揚げ物、ソテーは人気があります。
アカエイを美味しく食べるには、釣りたてならではの鮮度が肝心です。
水揚げされてから日数が経つと、アンモニア臭がキツくなるためです。
特に、新鮮さが求められるレバ刺しは、釣り人の特権です。
アカエイは、危険な生き物のイメージがありますが、適切に対処すれば美味しく食べられる食材のひとつなのです。
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